原因と主体となる症状が似ている病名をひとつにまとめた、と思ってください。主体となる運動機能の消失ですが、最初はめまいくらいです。そのうち歩行時にふらついたり、まっすぐ立っていられなくなります。その頃になると、四肢のコントロールも難しくなってきます。初期の症状だけでは大病とは気づかないため、ある程度病状が進行してから異変に気がつくという方が多いようです。
ですが、脊髄小脳変性症の恐ろしさはここからです。病状は緩やかに進行し、次第に四肢は動かなくなります。車椅子となり最終的には寝たきりとなってしまいます。完治するすべはなく、対処療法とリハビリだけが唯一、進行を遅らせる手段です。ただし、近年は遺伝性のものではありますが、その病因となる遺伝子が発見されました。ここから新薬や治療法の開発につながると期待されています。



